天使幼稚園ブログ2025年

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<園長だより「風」春休み号>メッセージ

2026-03-18
 私が天使幼稚園に着任した2016年4月からお届けしてきた「園長だより(風)」。今号で144号になり、他にも卒園文集に10本のメッセージを載せてきました。天使幼稚園のホームページに保管している過去の園長だよりや卒園文集を改めて読み直すと、その時その時の園の様子を懐かしく思い出すことができます。

 雨のため1日目の途中で中断し、残りを翌日実施した1年目の運動会。福岡では気象衛星ひまわりの画像で西の空を見れば、その後の天気の傾向が分かりました。そのつもりで実施してみたら、なんと東京では相模湾で次々と新しい雲が湧き上がり、雨が降り続いてしまいました。地域の天気の特徴を改めて教えられた出来事でした。その後も、10月の運動会は、雨の影響を数多く受け続け、途中で雨が降ったり、延期しなくてはならないことが多くあったりということが園長だよりに残っています。

 2020年にはコロナウィルスが蔓延し、臨時休園をし、運動会やその他の行事も感染予防をしながら、でできることは何かを考え実施してきたことが記されています。子どもたちの主体性を大切にしながら改善してきたクリスマス会や、いろいろな行事や日常生活……。またさりげない子どもたちの日常の様子から心引かれたことも紹介してきました。

 園長だよりは、社会の出来事にも視野を広げ、大谷翔平選手や藤井聡太名人の活躍なども話題に取り込んできました。さらに多くの先人たちの名言や格言もお借りしながら、みなさんにメッセージをお届けしてきました。

 毎月1回の園長だより。朝、書き始め、お昼には完成することがあれば、1週間かかってもなかなかできない月もありました。ちなみに前の3月号はテーマが決まらず、2月24日の予定が3月2日発行になりました。

 園長だよりでは、天使幼稚園のその時々の教育方針や課題、そしてそれらのことへの取り組みをお伝えしたり、未来を生きる子どもたちに必要な力は何かをお届けしたり、イエスさまの教え、神さまからのメッセージをお知らせしたりしてきました。

 人々が生活をしている社会の中では、互いにメッセージを伝え合うことが重要な位置を占めています。小さく弱い存在だった私たちホモ・サピエンスは、言葉の機能が発達することでヒト属の中、唯一生き残ったとされています。こうして、言葉を手に入れた私たち人類は、それぞれの思いや考えを伝え合い、助け合うことができるようになりました。

 「知識の量」から「知識の質」へと進んでいる学校教育の場でも、言葉で伝え合うコミュニケーション能力の涵養が重要視されています。コミュニケーションと言えば、自分の考えや思いをわかりやすく伝える力も大切ですが、もう一つの「聴く力」が忘れられる傾向が見られます。

 自分だけが正しいという思いで、一方的にメッセージを発信するばかりでは、互いにぶつかり合うばかりです。現代社会の様々な問題を見ると、この傾向が強いことを感じます。相手からのメッセージを聴き、互いに前に進むアイディアを見つけ出すことが、上手なコミュニケーションになるのです。

 もう一つ大切なことがあります。それは、神さまが私たちにいつもメッセージを送ってくださっていることです。多くの人との交わりの中、嬉しいことや楽しいこともあれば、悲しいことや苦しいことが数多くある私たち。でも、人は「聴く力」の大切さをついつい忘れ、私たちの心に呼びかける神さまからの声を聞き逃しているものです。

♪風がどこから吹いてくるのか 人は誰も知らない
  愛を呼び覚まし 心を潤し
   いつのまにか 私の中を吹き抜けて行く
    それは気高いキリストの思い
 どこへ風は吹いてゆくのか 誰も知らない♪
   (「風がどこから」作詩:菅野淳 作曲:高田三郎)

園長だよりのタイトルにも頂いた「風」は、私たちを導く神さまの霊「聖霊」のことで、神さまはいつも、私たちが歩むべき道をそっと教えてくださっているのです。細く小さな神さまからのメッセージを、順境にあっても逆境にあっても受け取ることができるみずみずしい感性を、子どもたちも保護者の皆様方も持ち続けていただきたい。これが、園長だより最終号の私からのメッセージです。

        (園長 鬼木 昌之)