天使幼稚園ブログ
<卒園文集>好奇心が未来を拓く
2026-03-19
今年の1月「ナニコレ珍百景」という番組で、今から11年前、中学1年生の時に小学4年生時代の研究が放送された吉岡諒人さんのその後を紹介していました。
昆虫が大好きだった吉岡さんはアリジゴクを家で飼っていました。ある時アリジゴクが黄色い液を出していることを発見。百科事典でそれは何だろうと調べてみると、アリジゴクは成虫になるまでおしっこ(排泄)をしないと書かれていました。そこでもう一度アリジゴクを観察すると、確かに黄色いおしっこをしていることを確認。夏休みの研究としてその結果をまとめて学校に提出しました。さらにお母さんはそのノートのコピーを「日本昆虫協会」に送りました。その後の研究で、アリジゴクは排泄をしないという定説が覆され、小学生の大発見として話題になり新聞にも取り上げられました。
現在24歳になった吉岡さんは、昆虫から環境問題へと関心が広がり、今では緑化に関わる仕事に就いて活躍しているとのことでした。
iPS細胞を作り出し2012年にノーベル医学・生理学賞を受賞した山中伸弥さんも、子どものころから好奇心が旺盛で、時計が規則正しく動くのはなぜかを知りたくて、家中の時計を分解してみたそうです。すぐに元に戻せると思っていたけれど部品がなくなったり、元の場所に戻せず無茶苦茶になったりしてよく怒られたけれど、やっぱり仕組みが知りたくなり、何度も同じことを繰り返していたそうです。
でも何度も失敗しながら探求する体験が、神経、心臓、肝臓などに変化する能力を持ち、再生医療や新薬開発への応用が期待されるiPS細胞の開発へとつながり、多くの病気の人を助ける研究になりました。
この他にもチャールズ・ダーウィンやビル・ゲイツ、牧野富太郎など、子どものころから好奇心を持って何かを追求し、大人になってそれぞれの道を究めた人の例がたくさん見られます。
今、みなさんはどんなことに興味を持っていますか。幼稚園の時そしてこれから迎える小学校時代に興味を持ったことが、みなさんの未来を拓くきっかけになっていくかもしれません。
好奇心といっても、幅広くいろいろなことに興味を持つ「拡散的好奇心」と、ひとつのことに関心を持ち深く追求する「特殊好奇心」とがあります。
4月から小学校に進み、新しい生活が始まるみなさんにとって、先ず大切になるのが「拡散的好奇心」です。
小学校ではモンテッソーリのおしごとに替わり、国語や算数そして生活科が始まるなど、みなさんにとって初めてのことがたくさん待っています。新しい学びにドキドキするだけでなく、どんなことをするのかな、どうやって勉強を進めるのかなとワクワクしながら取り組んでみてください。このようなたくさんの出会いに好奇心を持ち、新しいことを知り学ぶ喜びを感じることを通して、みなさんの世界が広がっていきます。
やがて多くの出会いの中から、これは好きだな、面白そうだなというものが出てきます。そうなった時に大切なのが「特殊好奇心」です。
アリジゴクの秘密を見つけた吉岡さんや、iPS細胞を発見した山中さんのように、しっかり観察したり、実際に仕組みを調べてみたりする体験を重ねることで、たくさんの隠された秘密を発見することができるものです。
教えてもらったことを覚えることも大切です。それと同時に、興味を持ったことを自分で調べ、どうしてかな、どうなっているのかなと考え、自分の力で答えを探し続けることが、みなさんの力を伸ばし、未来を拓く力となっていきます。
これから始まる小学校生活。たくさんのことに出会い、その中から自分の進む道のヒントを見つけ出してください。
みなさん一人ひとりが、自分らしい道を見つけ出し、活躍していくことを楽しみにしています。
園長 鬼木 昌之
昆虫が大好きだった吉岡さんはアリジゴクを家で飼っていました。ある時アリジゴクが黄色い液を出していることを発見。百科事典でそれは何だろうと調べてみると、アリジゴクは成虫になるまでおしっこ(排泄)をしないと書かれていました。そこでもう一度アリジゴクを観察すると、確かに黄色いおしっこをしていることを確認。夏休みの研究としてその結果をまとめて学校に提出しました。さらにお母さんはそのノートのコピーを「日本昆虫協会」に送りました。その後の研究で、アリジゴクは排泄をしないという定説が覆され、小学生の大発見として話題になり新聞にも取り上げられました。
現在24歳になった吉岡さんは、昆虫から環境問題へと関心が広がり、今では緑化に関わる仕事に就いて活躍しているとのことでした。
iPS細胞を作り出し2012年にノーベル医学・生理学賞を受賞した山中伸弥さんも、子どものころから好奇心が旺盛で、時計が規則正しく動くのはなぜかを知りたくて、家中の時計を分解してみたそうです。すぐに元に戻せると思っていたけれど部品がなくなったり、元の場所に戻せず無茶苦茶になったりしてよく怒られたけれど、やっぱり仕組みが知りたくなり、何度も同じことを繰り返していたそうです。
でも何度も失敗しながら探求する体験が、神経、心臓、肝臓などに変化する能力を持ち、再生医療や新薬開発への応用が期待されるiPS細胞の開発へとつながり、多くの病気の人を助ける研究になりました。
この他にもチャールズ・ダーウィンやビル・ゲイツ、牧野富太郎など、子どものころから好奇心を持って何かを追求し、大人になってそれぞれの道を究めた人の例がたくさん見られます。
今、みなさんはどんなことに興味を持っていますか。幼稚園の時そしてこれから迎える小学校時代に興味を持ったことが、みなさんの未来を拓くきっかけになっていくかもしれません。
好奇心といっても、幅広くいろいろなことに興味を持つ「拡散的好奇心」と、ひとつのことに関心を持ち深く追求する「特殊好奇心」とがあります。
4月から小学校に進み、新しい生活が始まるみなさんにとって、先ず大切になるのが「拡散的好奇心」です。
小学校ではモンテッソーリのおしごとに替わり、国語や算数そして生活科が始まるなど、みなさんにとって初めてのことがたくさん待っています。新しい学びにドキドキするだけでなく、どんなことをするのかな、どうやって勉強を進めるのかなとワクワクしながら取り組んでみてください。このようなたくさんの出会いに好奇心を持ち、新しいことを知り学ぶ喜びを感じることを通して、みなさんの世界が広がっていきます。
やがて多くの出会いの中から、これは好きだな、面白そうだなというものが出てきます。そうなった時に大切なのが「特殊好奇心」です。
アリジゴクの秘密を見つけた吉岡さんや、iPS細胞を発見した山中さんのように、しっかり観察したり、実際に仕組みを調べてみたりする体験を重ねることで、たくさんの隠された秘密を発見することができるものです。
教えてもらったことを覚えることも大切です。それと同時に、興味を持ったことを自分で調べ、どうしてかな、どうなっているのかなと考え、自分の力で答えを探し続けることが、みなさんの力を伸ばし、未来を拓く力となっていきます。
これから始まる小学校生活。たくさんのことに出会い、その中から自分の進む道のヒントを見つけ出してください。
みなさん一人ひとりが、自分らしい道を見つけ出し、活躍していくことを楽しみにしています。
園長 鬼木 昌之
