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私学の独自的立場を生かしながら、幼稚園教育の五領域においてたえず啓発、 工夫につとめ、さらに人間が最も深い意味で人間であろうとするときに、必ずかかわりをもつ宗教性を
キリストの教えに汲みます。また特にマリア・モンテッソーリによる心理的教育法の理論と 実技を取り入れて、幼児の感覚と意思の学習につとめます。このようにして幼児たちの道徳の基本と、
豊かな情操を培おうとします。
心身の健康、自主的生活態度、ひらかれた視野、人格の尊厳を実現しあう人間関係を育てながら、 自ら伸びゆく幼い生命をゆたかに調和的に開花させる全人教育の基礎作りにつとめます。
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天使幼稚園の教育について |
天使幼稚園の母体である お告げのフランシスコ姉妹会は 昭和22年に地域の方がたの必要に応え、次世代を担う子どもたちの教育の重要性を思い天使幼稚園を設立しました。以来、学校法人として公教育の一端を担い今日まで、多くの方々の信頼を受けてまいりました。
天使幼稚園では、カトリック的人間観を基本において、子どもが、そのいのちを受けたときからいただいている育つ力・生きる力をはぐくみ、心身の健康・自主的生活態度を発達させるための環境を整えて提供します。 キリストの教えのもとに宗教心と 広い視野を育て、互いに尊重し合い、人間は神に愛されている大切な存在であることを自覚し、その愛を人々と分かちあうことができるような経験を積み重ねていきます。 |
キリストの教えの基本となるもの |
イエス・キリストがその生涯を通して、私たちに教えてくださったのは「愛の教え」でした。
・ 神に対する愛
・ 自分に対する愛
・ 人に対する愛
私たちは、自分の弱さを知ってなお、人間として大切な道を歩み、実践するよう励まされるのです。 |
カトリック幼児教育の基本となるもの |
幼いときから、偉大な力(神)を知り、自然や人の心の美しさを感じる心を育てる。
永遠のいのちの希望を持って生きる子どもを育てる。
人々の中で人々と共に、愛の実践に生きる子どもを育てる。
平和を希求する心と、平和を創りだす勇気をもつよう育てる。
一人ひとりのよさを認め合い、兄弟性を尊重し特に弱いものをいたわり、差別のない心を育てる。
自然界の神秘、その不思議に目を開き、そこから学んで自然環境を大切にし、世界共通の資産として保護していく心を育てる。 |
いのちを育てる |
情報化の時代である現代は、人間への信頼を薄め、犯罪の低年齢化、児童虐待などが進み、経済の繁栄にともなって自然破壊が進み、安全な水や食品の確保も困難になって、子どもを取り巻く環境は厳しくなっています。
少子化によって兄弟の数が少なくなり、互いに譲り合ったり、自己主張をする経験が少なくなり、本来、子どもに伝わるべき生活習慣も少なくなっています。
子どもの生活そのものである遊びにおいても、ひとり遊びで過ごすことが多くなり、子ども同士の関係を築く年代に一人遊びが多いと、将来の人間関係にも影響を及ぼすことになると憂慮されています。
幼稚園は、長い人生を歩む最も大切な、人格の土台を築く幼児期のお子さんをお預かりします。その時期の子どもが何を受け、何を体験するかは、その後の人生に大きな影響を与えるものです。この時期に必要な経験として次のことがあげられます。
基本的信頼感を身につける。
自己肯定感を味わう。
宗教心を培う。
いのちへの感謝を感じる。
アニミズム
=すべてのものは霊魂を持っているという原始人や幼児特有の感じ方の中にいて、
昔話や童話に親しむ。
子ども時代は、遊びながら生活を体験し、年間行事や日常のさまざまな出来事を通して、大人や友人との親しい交わり、心の触れあいを持ち、自分自身と向き合っていきます。 積極的に物事に取り組む意欲、豊かな感性を身につけてほしいと願っています。
耐えること、がまんすることを教え、意志力を育てます。
集団生活の中では、自分の思いどうりにはならないこと、譲り合うことがたくさんあります。そこで自由と責任のあり方など社会生活の基礎を学びます。
縦割りのクラス編成の中で、兄弟姉妹のようなかかわりを持ち、信頼・援助関係を通して互いの発達に役立っています。 |
教職員の養成 |
いちばん大切な時期のお子さんをお預けいただく幼稚園は、ゆだねてくださる保護者のかたがたの信頼と期待に応えてゆくために、教職員の養成・研修が必要と考えます。 保護者との連携・コミュニケーションを図り、絶えず質の高い教育内容を目指して多方面の研修の機会を持ち、自己研鑽に努めるよう心がけています。
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カトリックの人間観に基づく教育 |
「人は、一人ひとりかけがえのない存在としての尊厳を持つ」これがカトリックの人間観の出発点です。
また、「人は一人で生きていくもの」ではなく、「他者に向かい、他者との分かち合いを通して幸せを築いていくもの」として存在しています。
真の自立は他者への配慮や思いやりを持つことで達成されると考えます。園児たちは、毎朝新しい一日を与えられたことを感謝して園生活を始めます。
また、幼児期にふさわしい善悪をわきまえた道徳性を身につけること。いのちの大切さを体感できるように生活すること。このような視点から、情緒面での育ちを大切にしています。
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モンテソーリ教育法 |
マリア・モンテッソーリが、医学博士として子どもを観察する中で、「子どもたちは、はじめから自分を伸ばす力を秘めている」ことを発見しそれをもとに体系化された教育法です。
一人ひとりの自主活動の時間を充分に持つことが特徴であり、ふさわしい環境設定、子どもの興味を引き出す適切な教具、技術を持った教師、が子どもの有意義な活動のための必須条件とされます。
三歳児・四歳児・五歳児が縦割りでクラスを構成し、異年齢でのふれあい、教師と友人との交わりの中で互いに援助しあいながら、日常生活の中で精選された教具を使い、感覚・言語・数・文化などを体験的に学びます。 |
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聖フランシスコの平和と自然環境保護 |
設立母体の修道会「お告げのフランシスコ姉妹会」・「学校法人聖フランシスコ学園」の名にいただいている聖フランシスコ (イタリア1182?1226)は、平和の使者と言われ、宇宙万物を兄弟姉妹と呼び、そのように生きました。そのため、現代の自然環境保護の聖人とも言われています。
天使幼稚園のクラス名は、聖フランシスコの有名な「太陽の歌」という詩からとったものです。
すべての創られたもの(自然・人など)との平和な関係を持つ生き方を、幼児の時から伝えるように、「おにぎりだけのお弁当の日」の献金や、貧しい国や地域の子どもたちのニュースやお話を聞いて、世界に心を向けています。 |
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法人の名前であるアシジの聖フランシスコは、平和の使者といわれ、自然環境保護の聖人ともいわれています。その精神にもとづきすべての創られたもの(自然・人など)との平和な関係を持った生き方の教育に力を注いでいます。 |
美しいこころとともに「強いからだ」をしっかりと育みます。そのため専任の講師を招いて毎週1回の体操教室を正課内に取り入れています。
年令や個人の発達に見合った適切な運動によって在園中にたくましいからだの基礎を作ります。 |
こころと体と知性とが、調和して成長していくことが、幼児教育にとって何よりも大切であると考えています。
そのため毎日の活動に「静と動」を交互に取り入れ、心身のバランスのよいカリキュラムを実施しています。 |
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天使幼稚園ではモンテッソーリ教育の導入により、人と仲良く生きて行ける協調性・社会性のあるこども、独創性に富み探求することに、じっくりと取り組めるこどもの育成をめざしています。
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モンテッソーリ教育とは? |
人間は皆、自ら育とうとする力を持っており、子どもが、自分から知りたいと 思った時の吸収力は倍増します。その時に育てていくことは、とても有意義な事です。
モンテッソーリ教育の作業は、子どもに適した環境を整えた中で、子どもが自分で活動を選びます。
教師は方法を伝え、子どもが自分にあった活動を選べるよう、活動を援助していきます。その作業のことを “お仕事”と呼びますが、これは子どもにとって大切な時期であり、“自分の体をつくる”という
“お仕事”を、子ども自身がしているからなのです。
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モンテッソーリ教育の内容 |
子どもはいつも手を使って何かをしています。手を知性の道具として使いながら、環境の中にある物の認識を深めているのです。人間の成長を促す創造のエネルギーを正しい方向へ伸ばす手伝いをすることを、目指しています。 |
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子どもにあったサイズの教具で日常行う活動をゆっくりと動きを示して行います。
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子どもをひきつける魅力的な教具で五感を洗練させます。
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”書く”から”読む”まで段階を踏んで準備された教具で楽しみながら行います。
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教具を通して数える楽しさを学び数の理解を深めます。
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日本の文化や他の国の文化に接し、世界へと視野を広げていきます。
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3歳児、4歳児、5歳児が縦割りでクラスを構成しています。年長児には下の子への思いやりの心を育て、年少児には上の子を頼りにし、甘えられる機会でもあります。互いに助け合うことを体験することにより成長していきます。年齢にふさわしい活動は、年齢別におこなっています。 |
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毎日の登降園は、おうちの方との徒歩通園です。お子様と手をつないで歩くことは情操教育でとても大切です。
通園のわずかな時間を、自然を味わい、会話を楽しむひとときにして下さい。
また、保護者と職員がその日のお子様の様子を伝え合う大切な機会にもなっています。
原則としては徒歩通園ですが、遠方から通園される方のために一定の条件のもと、車での通園を実施しています。 |
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週4日、お弁当を持ってきていただいています。 お子様の体調を考えた、お母様の愛情こもったお弁当を開くときは楽しみのひとつです。
机を拭く、お茶をくばるなど交代でお当番をして、心づかいも学びます。
NEW 保護者の方の負担を軽くすることができるように、希望される方への「お弁当給食」を、2021年10月からスタートいたします。あらかじめ必要な日の分の給食を注文することができるようになります。 |
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体操教室 |
英語教室 |
毎週1回専門の先生による体操教室を行っています。年齢に応じたプログラムの中で子どもたちの運動能力を高めています。 |
国際化が進むこれからの時代、子どもたちに英語に親しむ場を設けようと、年長さんは毎週1回、ネイティブティーチャーによる英語を楽しんでいます。 |
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体操教室
チアリーディング |
正課で体操指導をして下さる専門の先生による放課後の教室です。年齢に応じたプログラムが組まれています。チアリーディングのクラスでは、リズムに乗って楽しく体を動かしていきます。 |
英語教室 |
遊びながら英語が身に付くようにプログラムが組まれています。
年齢別クラスで、外国人と日本人の講師とがチームを組んで指導しています |
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